スマホやパソコンをインターネットに接続する際に欠かせないWi-Fiルーター。最近では、高速通信に対応した
高性能モデルも次々と登場しています。
インターネット環境をより快適にするために、新しいルーターの購入を検討している方も多いのではないで
しょうか。しかし、多くのメーカーが多機能なルーターを販売しており、どれを選べばいいのか迷ってしまう
こともあるでしょう。
そこで今回は、Wi-Fiルーターの選び方やおすすめモデルをわかりやすくご紹介します。自分にぴったりの
ルーターを見つけて、快適なインターネット環境を手に入れましょう!
Wi-Fiルーターを選ぶ8つのポイント
Wi-Fiルーターを選ぶときのポイントを8つ紹介します。
- Wi-Fi 6対応
- 周波数帯
- 同時接続数
- 間取り・居住環境
- セキュリティ機能
- ワンタッチ接続機能
- 通信機能
- ゲーミングルーター
1.Wi-Fi 6対応
Wi-Fiの規格には「Wi-Fi 4」や「Wi-Fi 5」などのモデルがありますが、これから購入するなら「Wi-Fi 6対応のモデルがおすすめです。
Wi-Fi 6は1つ前の規格Wi-Fi 5に比べると、最大通信速度が1.4倍。
データの送受信が高速化するため、高画質の映像を見たりインターネットゲームをしたりする際にも快適です。
なお、Wi-Fi 6は正式名称が「IEEE802.11ax」なので「11ax 対応」と表記されていることもあります。
また、最近では6GHz帯を使用できる「Wi-Fi 6E」が登場しています。新しい電波帯のため使用出来る機器が
限られているものの、混雑しづらくなっているため利用できる端末があれば利用してみると良いでしょう。
2024年中には「Wi-Fi 7対応」製品も漸次登場してきます。
2.周波数帯
Wi-Fiの周波数帯は「2.4GHz」「5GHz」「6GHz」です。規格によって利用できる周波数帯は異なります。
Wi-Fi 6Eは6GHzを含む3つのチャンネルに対応しており、複数機器を接続しても高速通信がしやすくなります。
3.同時接続数
家族が多く、各自がスマホやタブレット、パソコンなどに接続すると接続する機器の数はかなり多くなるでしょう。
接続可能台数に近くなってきたり、接続可能台数を超えてしまったりすると、通信速度が遅くなったり
接続できなくなったりしてしまいます。
自分はそこまで接続しないと思っていても、スマホやタブレット、古いスマホ、テレビ、ゲーム機、
スマートスピーカー、IoT家電など、一人であっても意外と10個程度であれば常に接続している
というのも珍しくありません。
なるべく同時接続数が多いモデルを選んだほうが快適です。
4.間取り・居住環境
家の間取りや居住環境によってもWi-Fi電波の届きやすさ(電波強度)は変わってきます。ルーターと接続する機器の距離が遠いとWi-Fi電波は届きづらくなり、壁や床を隔てると電波は弱くなります。
ルーターごとに「戸建て向け」「マンション向け」「3LDK向け」など推奨の住環境が設定されていますので、参考にするとよいでしょう。
また、戸建てに住んでいる方は、家全体に電波が届きやすい2.4GHz対応のモデルがおすすめです。
そのほか、外付けアンテナを搭載していると、より電波が届きやすくなります。
マンションの場合は、電波干渉が起こりやすいため5GHzに対応したルーターがおすすめです。
2023年現在、ほとんどのモデルは2.4GHzと5GHzの両方対応していますが、念のため確認しておくと安心です。
どうしてもうまく接続できない場所が出てきてしまう時は家のなるべく中央付近に設置する、中継機を利用するといった方法もあります。
5.セキュリティ機能
インターネットを安全に利用するなら、セキュリティ機能のチェックも欠かせません。強固なセキュリティのWi-Fiルーターなら「WPA3」に対応しているモデルがおすすめです。
「WPA3」は「WPA2」に比べると、より強固なセキュリティ環境を構築できます。
また、暗号化方式もチェックしたいポイントです。
Wi-Fiには「AES」「TKIP」「WEP」3つの暗号化方式があります。
中でも「AES」は通信中も暗号化キーが自動的に変更されるため、よりセキュリティ性能が高くなっています。
6.ワンタッチ接続機能
しかし、「WPS」などのワンタッチ接続機能に対応しているモデルは、Wi-Fiルーターのボタンを押すだけで簡単に接続できます。
ルーターと端末それぞれが機能に対応している必要がありますが、なるべく素早く簡単に接続したい方は、
ワンタッチ接続の有無もチェックしてみてください。
7.通信機能
①メッシュWi-Fi
メッシュWi-Fiとは、網の目のようにネットワーク環境を構築するという意味です。メッシュWi-Fiに対応していれば、網目状のネットワーク環境が作れます。
複数のアクセスポイントを持つため、よりインターネットに接続しやすくなります。
設定も簡単なので、特に広い家にはメッシュWi-Fiに対応するモデルがおすすめです。
②IPv6
「IPv6」に対応しているモデルは、通信が混雑しにくいメリットがあります。これまで通信方式には「IPv4(PPPoE)」が使われていました。
トンネル方式とも呼ばれており、通信する際の道幅が狭いのが特徴です。
道が狭いと、インターネットを利用する人が多い時間帯は混雑し、速度が低下してしまいます。
しかし「IPv6」は道幅が広い通信方式のため、利用者が多い時間帯でも快適にインターネットが使えます。
③ビームフォーミング
「ビームフォーミング」は、特定の方向や端末に電波を飛ばせる機能です。対応端末を使用すると集中的に電波が強まり、Wi-Fiに繋がりやすくなるため離れた場所でも快適に
利用できます。
なお、ビームフォーミング機能を使うには、使用する端末が対応している必要があります。
④MU-MIMO
従来のWi-Fiルーターは、各端末に接続する際に時間をずらしているため、通信速度が低下しやすいのが難点でした。
しかしMU-MIMOは、通信速度を維持したまま複数の端末への同時接続が可能です。
複数の端末を同時に使いたい場合は、MU-MIMO対応の有無も確認しておくとよいでしょう。
8.ゲーミングルーター
高速通信が必要なオンラインゲームをメインに利用するなら「ゲーミングルーター」を選ぶのがおすすめです。ゲーミングルーターは高性能CPUが搭載されており、通信処理の速度が早いのが特徴です。
他にも機種によってはゲームに使用されている通信パケットを感知して優先的に通信を行う機能や、
特定のポートを使用して接続している機器の通信の優先度を上げる機能などを搭載しています。
こういった機能を使うと遅延が起こりにくいため、快適にゲームをプレイできるでしょう。
【家庭で使う】おすすめのWi-Fiルーター5選
家族みんなで快適にインターネットを使いたい方に、おすすめのルーターを5つ紹介します。- NEC Aterm WX7800T8
- アイ・オー・データ WN-DAX6000XR
- バッファロー WNR-5400XE6
- エレコム WRC-XE5400GS-G
- TP-Link Archer AX80
1.NEC Aterm WX7800T8

3つの周波数帯に対応しているため、家族みんなで多数の機器につなげても快適に利用できます。
「デュアルコアCPU」により2つのコアで同時処理するため、高速通信が叶います。
さらに「ワイドレンジアンテナPLUS」搭載で360°に電波が届くため、安定通信も可能です。
インターネットを利用する家族が多いご家庭におすすめのWi-Fiルーターです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| Wi-Fi 6対応 | ○ |
| 周波数帯 | トライバンド(6GHz、5GHz、2.4GHz) |
| 同時接続数 | 36台 |
| セキュリティ機能 | SSID MACアドレスフィルタリング リモートワークWi-Fi(ネットワーク分離機能) WPA2-PSK(AES) WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES) WPA3-SAE(AES) WPA2-PSK(AES)/WPA3-SAE(AES) |
| ワンタッチ接続機能 | ○ |
| メッシュWi-Fi | ○ |
| IPv6 | ○ |
| ビームフォーミング | ○ |
| MU-MIMO | ○ |
| 本体サイズ (幅×奥行×高さ) |
約76×213.5×196.5mm(スタンド含む、突起部除く) |
| Amazon参考価格 | 20,450円 |
2.アイ・オー・データ WN-DAX6000XR

5GHzの周波数帯で最大4804Mbpsと、高速通信が可能。
4K・8Kの動画視聴やオンラインゲームのプレイなどを快適におこなえるでしょう。
パソコンやゲーム機は「WPSボタン」を押すだけ、スマホはQRコードを読み取るだけで簡単に接続
できて便利です。
ルーターの暗号を入力する手間を省きたい方にぴったりです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| Wi-Fi 6対応 | ○ |
| 周波数帯 | デュアルバンド(5GHz、2.4GHz) |
| 同時接続数 | 44台 |
| セキュリティ機能 | SSID MAC アドレスフィルタリング ネットワーク分離機能 WEP(128bit) WPA2-PSK(AES) WPA/WPA2-PSK(TKIP/AES) WPA3-SAE WPA3-SAE Transition |
| ワンタッチ接続機能 | ○ |
| メッシュWi-Fi | × |
| IPv6 | ○ |
| ビームフォーミング | ○ |
| MU-MIMO | ○ |
| 本体サイズ (幅×奥行×高さ) |
215×84×238mm(スタンド含む、突起部除く) |
| Amazon参考価格 | 35,800円 |
3.バッファロー WNR-5400XE6

6GHz帯が追加されることにより、混雑や干渉を防げるため快適にインターネットを使えます。
必要なときだけ通信をONにする「TWT(Target Wake Time)」に対応しており、端末のバッテリー
消費を抑えます。
「バンドステアリングLite」機能は、2.4GHz帯と5GHz帯を自動的に切り替えるため部屋を移動しても
快適です。
性能の高いWi-Fiルーターを探している方におすすめです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| Wi-Fi 6対応 | ○ |
| 周波数帯 | トライバンド(6GHz、5GHz、2.4GHz) |
| 同時接続数 | 64台 |
| セキュリティ機能 | WPA3 Personal WPA2 Personal WPA/WPA2 Personal WPA2/WPA3 Personal WEP(128-bit / 64-bit) Any接続拒否 プライバシーセパレーター MACアクセス制限(最大登録許可台数:64台) ステートフルパケットインスペクション(SPI) パケットフィルタリング VPNマルチパススルー(PPTP) |
| ワンタッチ接続機能 | ○ |
| メッシュWi-Fi | ○ |
| IPv6 | ○ |
| ビームフォーミング | ○ |
| MU-MIMO | × |
| 本体サイズ (幅×奥行×高さ) |
140×75×217mm |
| Amazon参考価格 | 19,980円 |
4.エレコム WRC-XE5400GS-G

「ビームフォーミングZ」に対応し、障害物が多く電波が届きにくい場所でも安定通信が可能です。
「セキュリティーWi-Fi」を搭載しており、万が一ウイルスに感染した場合にも他の端末への感染を防げます。
たとえばテレワークで会社のパソコンを利用する場合も、自宅の端末の影響を受けないので安心して
利用できるでしょう。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| Wi-Fi 6対応 | ○ |
| 周波数帯 | トライバンド(6GHz、5GHz、2.4GHz) |
| 同時接続数 | 40台 |
| セキュリティ機能 | セキュリティーWi-Fi搭載 WPA3 Personal(AES) WPA2 Personal(AES) SSIDセパレーター プライバシーセパレーター |
| ワンタッチ接続機能 | ○ |
| メッシュWi-Fi | × |
| IPv6 | ○ |
| ビームフォーミング | ○ |
| MU-MIMO | ○ |
| 本体サイズ (幅×奥行×高さ) |
約49×175×194mm(突起部除く) |
| Amazon参考価格 | 15,220円 |
5.TP-Link Archer AX80

ビームフォーミングに対応するアンテナを4本内蔵しており、広い範囲をカバーします。
8つのデータストリームを備えているため、多数の端末を同時に接続しても混雑しにくく快適です。
有線接続の場合は2.5Gbpsポートと1Gbpsポートを搭載し、契約している回線速度を最大限に発揮できます。
縦置きだけでなく横置きや壁掛けにも対応しているので、どんな部屋でもスッキリ収納できるでしょう。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| Wi-Fi 6対応 | ○ |
| 周波数帯 | デュアルバンド(5GHz、2.4GHz) |
| 同時接続数 | 100台 |
| セキュリティ機能 | WPA3/WPA2/WPA WPA/WPA2-Enterprise (802.1x) ネットワークセキュリティ:HomeShieldセキュリティ |
| ワンタッチ接続機能 | ○ |
| メッシュWi-Fi | ○ |
| IPv6 | ○ |
| ビームフォーミング | ○ |
| MU-MIMO | ○ |
| 本体サイズ (幅×奥行×高さ) |
59×189×200mm |
| Amazon参考価格 | 12,980円 |
ぴったりのWi-Fiルーターを見つけてネット環境を快適にしよう
Wi-Fiルーターを選ぶなら、高速通信に対応しているWi-Fi 6対応モデルがおすすめです。
そのほか、同時接続可能数やセキュリティ機能など、選ぶポイントは多数あります。
利用する環境や人数、目的などにより最適なWi-Fiルーターは異なります。
ぜひ本記事で紹介した選び方やおすすめモデルを参考に、ご自身のライフスタイルに合うルーターを
選んでみてください。
